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ふじみ野菜

目次
ふじみ野市の野菜の歴史
ふじみ野市で作られている主な農作物
ふじみ野市の野菜販売順位
給食に使われているって本当??
農家さんの野菜が買える直売所マップ
農家さんのお仕事
新鮮野菜イベント情報
農業を学べる「埼玉県農業大学校」




ふじみ野市は江戸時代から江戸の町の食料供給拠点だった。

17世紀徳川家光治世のとき、川越を起点とした新河岸川舟運が始まり、人口が急増する江戸庶民へ向けて、米や小麦粉や野菜類の食料供給基地となりました。今でも、当時のふじみ野市を代表する船問屋である、天保2年(1831年)に開業した福田屋の建物が、記念館として残されています。





明治時代になると、福田屋十代目星野仙蔵は、ふじみ野市と東京を結ぶ新しい架け橋として、東上鉄道㈱の敷設に尽力し、舟運から鉄道への歴史的転換に大きく貢献しました。その精神は現在にまで脈々と引き継がれ、現在のふじみ野市は、世帯数、人口比共に大幅に伸長する結果となり、埼玉県でも指折りの、東京で働く人たちの住みやすいベットタウンとなりました。
ふじみ野市は、都心への交通至便な立地条件を活かし、近隣の市町と共に活力ある都市農業の展開を目指しています。在住の市民の方はもちろんのこと、今後益々増えると予想されている新規移住世帯や子育て世帯の方々に対して、地域農業への理解を深めるために市民農園の増設、ふじみ野産の新鮮農産物の直売、産業まつりの開催及び学校給食への食材の活用など市民と生産者の交流する機会を設け、魅力ある農業を推進しています。


三富地域は、川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町の4市1町にまたがっており、都市部にありながら、江戸時代に開拓された当時の姿を今に伝える、緑豊かで歴史の薫る美しい畑作地帯です。開拓されてから今までずっと環境に優しい農業をしていて、いろんな野菜がたくさん作られ県内有数の野菜産地になっています。この地域の特徴は、一農家ごとに幅40間(約72m)、長さ375間(約675m)と細長く地割(区画)され、そこを道に面した方から順に屋敷地、農地、そしてコナラやクヌギなどの平地林を配しているところです。さらに強風で土が飛ばされないように、畑の境界にはウツギやお茶の木が植えられています。この地割の一部は「三富開拓地割遺跡」として埼玉県の史跡に指定されています。

元祖 環境保全型農業 自然の生態系を生かした環境に優しい農業

三富地域の農業は「環境保全型農業」で300年以上も前から毎年、冬に平地林にある落ち葉などの資源を集めて(この地域では落ち葉を集める作業を「ヤマ掃き」・「クズ掃き」と呼んでいます。)堆肥を作って畑に撒いて土を改良してきました。そのため栄養分の少なかった土でも元気で美味しい野菜を作ることができるようになりました。さらに切った枝などは薪や炭にして再利用するなど自然の生態系を生かした環境に優しい農業に取り組んできました。


世界農業遺産 武蔵野の落ち葉堆肥農法 令和5年度認定

三富地域がある武蔵野台地は、火山灰土に厚く覆われた作物が育ちにくい土地でした。この地域を開拓するために、江戸時代から多くの木を植え、平地林(ヤマ)として育て、木々の落ち葉を掃き集めて堆肥にして畑に入れ、土壌を改良する伝統的な「落ち葉堆肥農法」が営まれています。武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会が申請した「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、都心部にありながら農産物を安定的に生産していること、美しい風景やたくさんの生き物が住める環境を育むシステムが今なお続いていることが評価されて、平成29年3月に日本農業遺産に認定。令和5年7月に世界農業遺産に認定されました。
※世界(日本)農業遺産とは何世代にもわたり継承されてきた伝統的な農業と、文化などが一体となった、 将来に受け継がれるべき重要な農林水産業システムを認定する制度です。令和5年7月現在、国内では15の地域が世界農業遺産に認定されています。



プリントアウトして見る場合はこちらからダウンロードねがいます。

農産物にまつわる「ことわざ」

これらのことば聞いたことありますか?
昔から言われている農産物にまつわる「ことわざ」です。どんな意味があるのか考えてみましょう。

・大根役者
・冬至にかぼちゃを食べるとかぜをひかない
・柿が赤くなると医者が青くなる

答えは下のウェブサイト「農産物の故事・ことわざ」のページを確認してみましょう。
出典 農林水産省ウェブサイト「こども農林水産省」
このページはクイズや映像から楽しく農業を学べます。ぜひ調べてみてください。https://www.maff.go.jp/j/kids/index.html



「地産地消」という言葉をよく耳にします。 「地産地消」とは、地域生産地域消費の略で、地域で生産された農産物などをその地域で消費することです。 学校給食法では、学校給食が「食育」の重要な役割を果たすものとして位置づけられています。その指導に当たっては、「『地場産物』を活用し郷土や食への関心・愛着などを深め、地域の食文化や食産業 または自然環境の恵みに対する理解を図るように努めること」としています。 また、日本に古くからある言葉で、「身土不二」という言葉があります。これは、「身体と土とは一つであるとし、身近なところ(三里四方、四里四方)で育ったものを食べ、生活するのが良いとする考え方」です。ふじみ野市でも、現在「安全安心な好ましい学校 給食の提供」の理念の下、地元農産物を学校給食に取り入れています。


地元農産物のおいしさを子どもたちに味わってもらうため、地域で採れた旬の野菜を積極的に献立に取り入れています。生産者の顔が見える安全・安心でかつ新鮮な食材が提供されることは、子どもたちの食文化や健康面でもいい影響が生まれます。献立表、給食だよりや給食時の校内放送で地域で採れた食材などを紹介して、子どもたちの理解を深めています。また、子どもたちに地元の農産物を大切に食べてもらうため に、生産者から作物を育てる喜びや苦心していることなどをお聞きし、地場産だよりを作成し、各学校へ配付しています。



農家さんのお仕事

農業のお仕事に興味はありますか?
作物を作るのは大変なこともあるけど、収穫は大きなよろこびです。農業に興味はあるけど、どんな生活サイクルなの? 会社員とはちがうの?など農家さんを取材してみました。

ご協力いただいた農家さん(柳川さん) 

20年程都内の会社で仕事をしていました。会社がお休みのときに実家の農業(主に田んぼ)を手伝っていましたが、お父さんが亡くなられたのをきっかけに会社をやめ専業農家となりました。お手伝いでやっていた農業を本格的にひとりで行うことになった柳川さん。わからないこともたくさんありましたが、独学で農業を学び、今では1年を通してお米や色々なお野菜をつくっています。

会社員と農業者のちがいはなんですか。
夏は4:30、冬は5:00起床と超朝型生活になりました。
農業をやっていてつらいこと、うれしいことを教えてください。
近年の猛暑などの影響で、夏場の作業は体力的につらいことがあります。 天候次第で野菜が思うように育ってくれないこともあります。それでも、手間と時間をかけて一生懸命つくった 野菜を食べてくれたお客様から「おいしかったよ」といわれることはとてもうれしく思います。
農作業をしない休日は何をしていますか。
月曜日は出荷をしない日にしています。そうすることで、日曜日の午後に自由時間を多くとれるので、家族と過ごす時間
にしています。子どもの学校行事の振替と合わせて日曜日の出荷終了後家族旅行にでかけたりもしています。また、私は 海外のアーティストが好きで、来日コンサートがある際は、お休みを利用して地方会場のコンサートに行っています。
農業をお仕事にしたい子どもたちにひとことメッセージを!
野菜の種一つひとつはとても小さなものですが、一生懸命手を加えれば加えるほど大きく立派に育ってくれます。 そんな野菜を収穫するのは大きなよろこびです。ぜひ農業を職業として考えてみてください。

採れたて☆ふじみ野畑

ふじみ野市の地元農産物を生産者が直接販売します。
・原則毎月第1火曜日10:00~12:00まで 市大井総合支所玄関脇
・原則毎月第3火曜日10:00~12:00まで ふじみ野市役所本庁舎玄関脇
■売り切れ次第終了

産業まつり

地元野菜の直売など、地場産業の出展を中心に、模擬店、抽選会などが催されます。

・ふじみ野市産業まつり
福岡中央公園にて毎年11月3日に開催予定

軽トラ市

市内で採れた新鮮な野菜を軽トラックに載せて生産者が直接販売します。

・西中央公園 (2月中旬)
・大井総合支所(7月上旬)
・南台あすなろ公園(11月下旬)
・JAいるま野福岡支店 (12月上旬)

■その他の場所でも開催しています。

■売り切れ次第終了■時間場所は変更することがあります。

農業体験学習会

・サツマイモ苗植え、イモ掘り体験
・田植え、稲刈り体験
農業に対して理解と関心を高めて頂くためにふじみ野市、富士見市、三芳町の小学生を対象とした農業体験を行っております。
お問合せ JAいるま野東部地域管理課 049-262-1620

埼玉県には農業を学べる「埼玉県農業大学校」があります。埼玉県農業大学校では、2年または1年のなかで、校内にある実習ほ場※での実習や、販売実習を通じ、農業に必要な栽培や経営に関する技術や知識を学べます。詳しくは埼玉県のHPを確認してください。※ほ場…農作物を栽培する場所。田や畑。
埼玉県農業大学校のホームページはこちら



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